自民党の反省ない態度と責任転嫁が醜すぎる

自民党片山さつきが、東京都の豊洲問題に関し「豊洲の問題は民主党政権時代の普天間は県外へ発言と同じ」だと発言した。

普天間基地辺野古移転は、移設先を全国全て探し回ってそこしかないということで決まったのに、鳩山総理の県外発言は絶対にしてはいけないことをした!と。

その理屈はまさに歴代自民党の沖縄に対する構造的差別から出た考えであり、それは日本国民にとっては非常に都合のいい事実であったため、支持されてきた。

この片山さつきが言う「全国全てを探し回った」事実はあったか?

それは無い。

沖縄県内をたらい回しするのは、戦後一貫して行われて来た。

それが、沖縄の基地負担が減らない最大の原因だからだ。

全国探し回った結果、サンゴ礁の広がるジュゴンの餌場が米軍基地として埋め立てるのに適地であると判断されたというなら、日本中の海は沖縄の海よりはるかに美しく世界有数の生態系であることだろう。

とにかく、豊洲の問題は都民の意見を充分に吸い上げられないまま計画を進めていった自民党に責任があるのは隠しようのない事実であり、私は小池百合子は好きではないが、この件に関して小池百合子都知事を自民党が攻撃するのは筋違いであると感じる。

国会も同様!

籠池問題にしろ、加計学園にしろ、共謀罪を中間報告の形で打ち切った問題にしても、全て問題は自民党側にあるのにもかかわらず、

ミンスがー、ミンスがー」と民進党攻撃で問題のすり替えをしている。

はっきり言うが、もうその手は流行らない。

民主党政権もあまり褒められたものではなかったが、安倍政権は更に危うい。