米軍、合意違反のパラシュート降下訓練

在沖米軍は、今年に入って3度目の日米合意を無視したパラシュート降下訓練を強行した。

沖縄では過去にパラシュートで投下したトレーラーに10歳の女の子が潰されて死亡するという事故が起きている。

そういう危険な訓練をやめて欲しいという沖縄県民の反発を受けて、日米は訓練中止はせずに、本島から離島の伊江島へと訓練場所を変えることで日米合意した。

県内へのたらい回しであり、沖縄県民の満足する解決ではないが、それさえ反故にする米軍と、合意違反を繰り返す米軍に対して強く抗議しない日本政府に沖縄県民は苦しめられ続けている。

降下訓練が認められていない嘉手納基地で、危険な訓練を悪びれもなく強行する米軍に、沖縄の人々が「出ていけ!」と言うのは当然の抗議であり、これが本土で起きたなら、日本国民は政権を揺るがすほどの大騒ぎをするであろうし、その結果、他の地域への訓練移転にも真剣に取り組むであろう。

その移設先はもちろん、沖縄だろうことは間違いない。